嘘の538

数字というものは不思議なもので、その響きや使用方法によって人に与える影響が違ってきます
本来は全てただの記号にすぎなかったものが、過去のイメージや使用頻度によって意味を持ってくるんですね
語呂合わせも重要なポイントの一つで、3980円って聞いただけで安く聞こえます
これを利用して何か英語で詐欺商法とか出来ませんかねぇ・・・にゅふふ
おっとよだれが・・・すいませんねぇ、育ちが悪いものでy-~~~
というわけで、交渉のテクニックのうちの一つのお話です*1


さて早速ですがタイトルの言葉、聞いたことありますでしょうか?
結構私の周りでは知っている人はいるんですが、知名度は非常に少ない模様・・・
なので、簡単に説明しますと
人が、とっさに数字に関しての思考を開始したときに大体使われるのが3,5,8の3つの数字であるというものです
これは、ヒットアンドブロー*2などで数字を設定するときなどに、相手をせかしてやると簡単にかかります
なんだ、そんなの確率からみれば一つは入るじゃん・・・とか言われますが、実際やってみると知らない人だと大体2つは使っています


では、なんでこの3つの数字がぱっと頭に思い浮かぶのか?です
まずは3ですが、どうも日本人は3という数字が好きですよね
日本三景など何かを選ぶとき、その個数は大抵3つです
これなんかは英語では4つが多いです
この違いというのは、発音のし易さにあります
1245というのはどうも言葉の間に入れづらいですよね
日本四景とか日本五景・・・やっぱり違和感を覚えます
というわけで、慣れ親しんだ3はぱっと出てきやすいようです
似た理由で、5もぱっとでてきます
これは発音が一文字であり、かつ濁点がつく唯一の数字であるため非常に語呂合わせに利用されやすいのです


じゃあ8はどうしてか?です
5に似た理由で語呂合わせのときに半濁音を使うから、というのも影響しています
しかし、ここで重要なのは人間のランダム性に対する感覚です
以前書いたんですが、乱数などで01を適当に打たせるとだいぶつながって出てくることが多いんです
これをダンゴ現象などと私は呼んでいますが、人間はここに違和感を覚えてしまうんです
私たちは確率というものを習ってきているので、それにしたがってバランスよく事象をあてはめようとしてしまいます
ところが、そもそも確率というのはかなりの試行が行われることが前提であって、一箇所のみを切り取ってバランスよく行くとは言ってはいないんですよ
それなのに1〜9の中から数字を選ぼうとすると、どうしても全体的に広く使おうと頭が働きます
これが、8を選んでしまうメカニズムです


というわけで、嘘の538・・・いかがだったでしょう?
どう実生活に役立てるかとかは知りませんが、話のネタ程度にはなりませんか?
というか私は現にこうして使ってるわけですしw
まぁ、結局言いたかったのは
合理的というのはあくまで損をしないという意味であり、非合理的な行動であろうとも短い人生の中でたまたま大得ばかりする人ってのもいるんですって事ですかね
やっぱり先の結果より今が大事ですよ!!!!私はだから刹那主義を貫きます*3
おかげでレポートはいつもいっぱいいっぱいですけどねw


以上で終わります
ごきげんよう、かしこ

*1:基本的に私の経験則なので、裏は取っていません。悪く言えばガセネタですのでご注意を

*2:4つの数当て。単純なルールでありながら結構頭を使う。しかし、最速の潰し方が存在するため私はもうやりません

*3:据え膳食わぬはなんとやら。据え膳なんかお目見えする機会なんてたぶんほとんどないだろうけどy-~~~