受験勉強と工学の違い

東大・京大・早稲田・慶応。すいすい合格乙会
やっぱり一橋は難しいんだなぁ・・・と思わせるフレーズですよねぇ。あの乙会でもすいすい入れないわけですからy-~~~小さい頃から問題の成り立ち、解法、解答の書き方・・・いろいろ詰め込んで受験マシーンを育てるわけです。こんなこと書いてますが、この後につなげるためで別に乙会とか他の予備校への嫌悪感などを表すものではないのでご了承くださいませませ


実は、熱力学のレポートの中で次のような問題がありました
2kg、比熱0.4605kJ/kgK、15℃の鋳鉄の塊を20mの高さから、15℃の水が10l入っているタンクに落としたときの水の温度上昇を求む。ただし、タンクは比熱0.3851kJ/kgKの銅製で、水と同じ温度とし、水の比熱は4.2kJ/kgKとする
何人かに聞いてみても、解けない問題なわけです。なぜかというと、タンクの質量が書いていないのです
では、この問題はいかにして解く問題なのか?この、受験頭の人間には絶対に解けない問題を解く方法なんてあるんでしょうか?


実際に就職などをすると、上司に言われることというのは、〜〜〜を作ってください。とこれだけなわけです。過程は全て自分で考え行動することでツールを生み出し、そのツールから求められるものを製作するのです。
上記の問題・・・この方法で答えを作り出します


A、まず銅製のタンクのある程度の質量を見積もる。既存の性能の高い銅製タンクでは、10lの水を入れるのに十分な寸法は、厚さが3mm、底面φ25cm、高さ25cmほどであり、その重さは比熱を考慮したとき十分無視できる重さである。ゆえに、鋳鉄、水において熱力学第一法則を用いて(略)
そんなの詐欺だ、という声が聞こえてきそうですが工学をやる以上机上の計算だけではいけないのです。一体どのような状況になっているのか?どうすれば耐えることができるのか?など全てを考慮した上でなければ工学を学ぶ意味がない・・・自分の教養にはなりません


工学に限らず、もう少し考える教育が小さい頃から必要なのかもしれませんねぇ。そのほうがやっていて楽しいでしょうし、新しいものもどんどん見つかるでしょう・・・私もじっくり自分なりの多次元空間論を確立させたいものですわy-~~~では、こんなところで失礼