王手は追う手

さて、今日は予定通り将棋の問題の答えを書く・・・つもりだったんですけど、まだ悩んでいる人から解答発表延期命令が出たので先延ばしにします。知りたいって人がいたら独自にあげますが
そんなわけで、将棋と言っておきながら他の事書くのもなんですし、正しい(と少なくとも私は思っている)ボードゲームの思考回路についての続編を、将棋からまた見ていくことにします
しかし、ネタがないってのに○○め・・・


前回は負けない方法でしたが、今回は勝ちにいく方法です。より具体的な話です

将棋において、最終目標は相手の王様をとっ捕まえることです。だからといって、いきなり王様をとっ捕まえようなんて無理な話です。角道あけて、次に相手陣地になりこんで終わり・・・なんてのはありえないわけで
垂らしの歩、焦点の歩、金底の歩、連打の歩、継ぎ歩、控えの歩、たたきの歩、中合いの歩・・・参りました。適当に書いたのにこれだけ歩の使い方がありますよ・・・。で、何が言いたいのかと言いますと、最終目標に向かうには土台が必要なわけです。最終目標という「全体」に対して「部分」から攻めるわけです。格言がなぜこんなにあるのかというと、部分の大事さを知っているからでしょう。いわゆるポイント稼ぎってやつですね。ポイント稼ぎの方法は、もちろんボードゲームごとに違うので詳しくは書けないので次に行きます


ポイント稼ぎを両者がし合うわけですが、次に必要なものは大局観です。各ポイントごとにどれくらい重要なものかを計算し、その合計でどこが今戦いの焦点なのか?結果的に利いてくる場所はどこなのか?結局、今自分は押されているのかどうか?の判断です。というのも、さっきは部分から攻めると書きましたが、もちろん全体が勝負なわけでこの能力の重要性は言う必要もないでしょう


では、大局観・ポイント稼ぎを覚えて最終的には何がいるのでしょう?それは、収束能力です。将棋で言う寄せですね。どんなに圧勝できそうな状況でも油断というものは当然禁物で、収束能力がなければ全ては水の泡です。ボードゲームは精神の動きがはっきりと出るもので、ミスした側の心中は穏やかでなく、された側はここぞとばかりにやる気がでます。熱くなりすぎるのは愚の骨頂ですがね。また、常に反動というものは考えておかなければなりません。ひとりでやっているわけではないのですから


そんな感じで、一勝というものは力量に差がないのならば、あらゆることの積み重ねで決まってきます。ただの娯楽という見方も当然否定はしませんが、どうせやるんなら思いっきり頭を使って腕を磨いて、結果、充実感と共に勝利を得る・・・というのもいいですよ。日々精進あるのみ


P・S 勝利を勝ち取る、って違和感ありません?頭痛が痛い、みたいで。あと反対語で気になること事が・・・時間の反対語は空間っての、嘘くさいですよねぇ・・・少なくとも反対ではないかと