六甲おろし

なんというか何のひねりもないタイトルですね・・・
しかしそんな事は熱狂的ファンにとっては些細なこと・・・だって
本日阪神タイガース2年ぶりにセ・リーグ制覇
をしたんですから!!!!!!
というわけで、今年の阪神について自分なりに感想を書こうかと思います


まずは補強面です
シーツ、スペンサー、能見、ブラウン・・・去年から考えると鳥谷、桟原といった選手が新加入です
課題だった野手の補強・今後を支える野手投手の加入はバランスよく、今年のタイガースの守る野球はこの時点で大体成功はしていたようです
バランスよく、とは書きましたが正直シーツはサードに、今岡がファーストに回るものだと思っていました
しかし外野手の肩を考えると守備の巧いシーツをファーストに置いたのは正解で、実際逆シングルでの捕球や腕の長さは、かなりバッテリーにとっては助かったと思います
守備から攻める・・・このイメージがしっかり出たオーダーになりました


次に戦略面です
攻撃陣は2年前のような二段階の攻めではなく1,2番で得点圏にランナーを送り、3,4番で返すと同時に粘り強くつなぎ、5,6番でランナー一掃を狙います
とりこぼしのないように勝負強い矢野が7番にいたのも強みで、8番は粘ってピッチャーにバントをしてもらって再び1番に・・・という完全な一本の打線として組み立てられました
この攻撃において、シーツと金本の働きは目をひくものがありました
特に4番でありながら得点が異常に高い金本は、つなぎの野球の象徴であります
速攻でリードして逃げ切るには最高だったと思います


守備に関しては上記の通りシーツが非常に大きかったのは間違いないでしょう
シーツのおかげで牽制もしやすく、鳥谷の成長による二遊間の安定も大きなポイントでした

赤星の守備範囲もプラスされたセンターラインの堅さは安心して見ていられました
野手の守備はこんなところですが、やはり今年は投手陣が目立っていました
投手陣に関してですが、今の野球は完全分業です
先発が5,6回まで投げ、中継ぎが要所を締めて、9回を絶対的な抑えで封じ込めるという流れです
阪神は先発陣の疲労も押さえ、中継ぎの試合勘をなくさないための完全なパターン化がなされていました
リードしているときは鉄壁のJFKのリレーです
恐ろしいことに、6回までリードして迎えた試合に70勝3敗という成績です
またリードを許しても橋本、桟原といった中継ぎが粘り簡単には離されないゲーム展開を作りました
必要以上に点を与えないピッチングスタッフは間違いなく武器になりましたね


あとは改善面です
野手に関しては、改善というほどではないんですがセカンドとライトの固定ですかね
併用もいいと思いますが、片方が完全に代打という形のほうが競争心は煽れたのかもしれません
投手に関しては、先発にだけ
とにかく点をとった後にだけは取られないように、ということです
あと、右投手が少ないのがきついところですか
まぁ、安藤の復帰・太陽の復活を祈ることにしましょう
選手を増やすのはシーズンオフに星野さんにがんばってもらいましょうかね


最後に・・・さらっと書きましたが、本当に野村・星野・岡田と監督が選手を見事に復活させ、勝利を味わわせ、地力を出すことを覚えさせ今の阪神があります
しばらくはセ・リーグ阪神の時代が続くでしょう
・・・どこかのチームのように必要のない補強によってバランスを欠き、選手がわがままなままで育てるということをしない限りは大丈夫でしょうね


さて、次は日本シリーズですか
2年前の忘れ物は今年必ず取り返しましょう!!!!!!!!
明日は更新予定はありません


P・S 私以外家族全員巨人ファンなのが関係して、いつも以上に冷たい扱いされたy-~~~