コカトリス

いやはや、実に時間の使い方が危なっかしいです・・・
睡眠時間もろくに取らずにレポートやってから大学に行くというのは、ある意味賭けですね
全く講義に身が入らないか否か・・・これは重大な問題です
私は、普段意識を保つためにコーヒーを飲んでいるのですが、最近缶コーヒー1本じゃどこも足りないのです
そうなるとどこに異常が出だすのかといいますと、左目が痛みます
突然涙が出てくるので、あまりこの症状を知らない人が見ると大体驚かれますね
そんな状態で、朝一で製図をしていましたよ
それでも無事レポート共々終わらせることができたのが、何よりの救いではあります
私は、賭けに勝ったのよ!


というわけで、講義の復習の再開と行きますかね
今日は、2コマの内容と午後の実験が同じ内容だったので、まとめて書きます
破壊についてですが、その記述法は様々です
一般には応力記述が多いのですが、ここにはいくつか落とし穴があります
応力が限界値に達することというのは、実は破壊には直結しません
もっと言ってしまえば、材料が多少破壊されたところで構造物には影響がないことなど多々あります
ということで、き裂材に関してはエネルギーに関する記述方法が用いられることがあります
材料には、位置エネルギー・弾性ひずみエネルギー・表面エネルギーなどのエネルギーが存在します
前二つのエネルギーの変化分が、き裂進展の際の表面エネルギー増加に利用されます
これを微分して表した不等式によって、き裂が進展する荷重を判断するのです*1
さて、この中で弾性エネルギーの解放に伴い、新しい定数を導入します
コンプライアンスと呼ばれるものです
ばね定数の逆数にあたるものであり、これを利用して計算を行うとエネルギー解放率が求められます
この解法率は、荷重の付加形式に依存しない力学量であり、破壊靱性*2と大いに関係があります
次に出てくるのが、Griffithの式です
これにはいくつか疑問点があったのですが、功績としてはエネルギーを導入しただけで十分でした
現在では一般化された式が存在し、その中で条件を定めた際に出てくるものがGriffithの式でありました
具体的には、運動エネルギーの計算を行います
重要なこととしてはき裂進展速度には上限があり、その速度は大体音速の38%にあたるということです
と、ここまでが2コマの内容であります
実験では実際に複合材料にき裂を与え、荷重とき裂の進展の関係を測りました
やったこと自体は材料の寸法をとり、2時間ほどき裂の先端の位置を顕微鏡で交代で追い続けただけです
気になったこととしては、プラスチック用のアロン○ルファがあった場合に両方プラスチックでなければいけないのかどうか・・・?ということですかね
おっと、そういえばこれに似た問題がさっき見ていたテレビの中でありましたのでそれを出して終わりにしましょう


Q、ある2枚の硬貨の合計金額が150円であり、そのうち一方は50円硬貨でないとき2枚の硬貨は一体何円硬貨でしょうか?
何という事でしょう!この問題、今日の内容に似た「硬化」にもかかっているではありませんか!
・・・寒いのは、百も承知です・・・石を投げるのはやめてください


明日は、ついに始まった交流戦の話をしようと思っています
それでは、また明日

*1:ちなみに、微分と変分の違いですが、材料に関して大雑把に言いますと荷重部分の微小変位を仮定するのが微分であり、境界条件固定をして他の場所を微小変化を考慮するのが変分です

*2:破壊靱性は、材料依存